勉強しているのに、なぜ成績が上がらない?|塾の先生が感じる3つのポイント
こんにちは。個別指導GOALの渡邉です。
保護者の方から、
「家では勉強しているんですけど、なかなか成績が上がらなくて……」
という相談を受けることがあります。
毎日机に向かっているのに、思ったようにテストの点数が上がらないと、
「もっと勉強時間を増やした方がいいのかな?」
と考えてしまいますよね。
もちろん、勉強時間は大切です。
しかし、塾で生徒たちを見ていると、勉強時間だけを増やせば成績が上がる、というわけではないと感じることがあります。
今回は、私が日々の指導の中で感じていることを、3つのポイントに分けて紹介したいと思います。
①「勉強した時間」が目的になっていないか?
例えば、
「今日は2時間勉強した!」
というのは、もちろん頑張った証拠です。
ただ、その2時間で、
「何ができるようになったのか」
も大切です。
問題をたくさん解いたけれど、間違えた問題はそのまま。
答え合わせをして、
「○」「×」
をつけて終わり。
これでは、勉強した時間に対して、身についているものが少ない場合があります。
大切なのは、
「何時間勉強したか」だけではなく、「何ができるようになったか」
です。
例えば、昨日まで解けなかった問題が今日は解けるようになった。
計算ミスが減った。
英単語を20個覚えた。
そうした小さな「できるようになった」を増やしていくことが、成績につながっていきます。
②「分かった」と「自分で解ける」は違う
これも、塾でよく感じることです。
先生が説明すると、
「なるほど、分かった!」
となります。
ところが、いざ自分一人で問題を解いてみると、
「……分からない」
となることがあります。
これは決して珍しいことではありません。
説明を聞いて理解することと、自分で考えて問題を解くことは別だからです。
特に数学では、
「解き方を説明してもらったら分かった」
だけでは、まだ十分ではありません。
同じような問題を自分で解いてみて、
「できた!」
となって、初めて本当に身についてきたと言えます。
そのため、勉強するときには、
「答えを見て分かった」ではなく、「何も見ずに自分で解けるか」
を確認してみてください。
③ 間違えた問題を、そのままにしていないか?
成績を伸ばすためには、正解した問題だけを見るのではなく、間違えた問題をどうするかがとても重要です。
例えば、10問解いて7問正解したとします。
そこで、
「7問できた!」
と終わるのではなく、
「なぜ3問間違えたのだろう?」
と考えてみます。
計算ミスだったのか。
問題の意味を読み違えたのか。
公式を忘れていたのか。
そもそも、その単元を理解できていなかったのか。
原因によって、次にやるべきことは変わります。
そして、間違えた問題をもう一度解いてみる。
そこで解けるようになっていれば、一つ成長したことになります。
間違えた問題は、「できなかった問題」ではなく、「これからできるようになる問題」です。
そう考えると、間違いの見方も少し変わってくるのではないでしょうか。
「苦手なところ」を避けていませんか?
もう一つ、気をつけたいことがあります。
勉強をしているときに、自分ができる問題ばかりやってしまうことです。
これは、決してサボっているわけではありません。
できる問題を解くのは気持ちがいいですし、どんどん進むので達成感もあります。
一方で、苦手な問題は時間がかかります。
何度やっても間違えることもあります。
そのため、無意識のうちに苦手なところを避けてしまうことがあります。
しかし、成績を上げるためには、
「今の自分ができるところ」だけでなく、「まだできないところ」にも目を向けること
が大切です。
そもそも「どこが分からないのか」が分からないこともあります
個別指導をしていて、特に感じるのがこれです。
生徒に、
「どこが分からない?」
と聞いても、
「全部分からない」
「何となく分からない」
ということがあります。
でも、実際に問題を解いてもらうと、
「ここまではできている」
「ここから先で分からなくなっている」
ということが分かります。
例えば、中学1年生の方程式ができないと思っていたら、実は式の計算や代入でつまずいていた。
中学2年生・3年生の関数が苦手だと思っていたら、式とグラフがうまく結びついていなかった。
ということもあります。
つまり、
「成績が上がらない原因」を見つけること自体が、最初の大切な一歩
なのです。
成績を上げるために大切なのは、「勉強量」だけではありません
もちろん、勉強量は大切です。
ただ、
勉強量 × 正しい学習方法 × 自分のつまずきの把握
この3つがそろって、少しずつ成果につながっていくのだと思います。
そして、成績は勉強した翌日にすぐ上がるとは限りません。
勉強を続けて、
「分かる」↓「自分で解ける」↓「間違えなくなる」↓「テストでも解ける」
という段階を一つずつ積み重ねていく必要があります。
だからこそ、
「勉強しているのに成績が上がらない」
というときは、単純に勉強時間を増やすだけではなく、
「今、どこでつまずいているのか」
を一度確認してみることをおすすめします。
個別指導GOALでは、一人ひとりの学習状況を確認しながら、必要なところまで戻って学習しています。
「勉強しているけれど、なかなか成績につながらない」
「何を勉強すればいいのか分からない」
という場合は、一度現在の学習状況を見直してみてはいかがでしょうか。
できなかったことを一つずつ、できるようにしていく。
その積み重ねが、やがて大きな力になっていきます。


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