令和9年度(2027年度)熊本県立高等学校入学者選抜新制度
- 個別指導GOAL 教室長 渡邉
- 6月4日
- 読了時間: 2分
熊本市東区で、生徒みずから主体性を持って学び、授業料・時間を気にせず、とことん自分のペースで学習できる、ICTを活用した自立学習による学びの場を提供している、個別指導GOAL(ゴール)塾長の渡邉です。
再来年の入試から制度が変更になります。(現在の中学2年生から)
熊本県教育委員会のホームページに、3月末に各学校の案が出ています。
ここに、特色選抜(従来の前期特色選抜)と 一般選抜(従来の後期一般選抜)の定員・配点などが予告されています。
これまでは(来年まで)特色選抜では、5教科の検査がありませんでしたが、新制度では、特色選抜と一般選抜が同じ日に実施され、全員、5教科の検査があります。
特色選抜では、各高校の配点も特徴があり、調査書の特別活動を加点するかしないかも高校によりけりです。(例えば、熊本高校は特別活動の加点はありませんが、濟々黌高校は、特別活動の加点をして合格者(20名)を出します)5教科の配点についても、各高校、特長を出そうとしているのがわかります。
ここからは、私の感想になりますが、
これまで前期特色選抜では、合否判定が調査書5割、面接5割とか記載のみで、実際にどのように点数化されて、合否を決めているのか?が不明瞭だった感があります。
新制度では、明確に点数化されており、フェアになった感じがして、良いと思います。
ただ、1つ考えられるのが、これまで前期合格してきたような特定の層(スポーツなどが優れている子)が、これからは、学力試験があり、明確な数値で合否が決まるとすると、学力に不安がある子は、かなり心配だと思います。
入試日も3月なので、もし不合格だったらどうしよう?と考えると思われ、その流れで、私立専願で私立高校に進学する子が増えるのではないかと思います。私立高校にとっては、チャンスかもしれませんね。
一つだけ知りたいのが、各学校の案で、過去のデータから、不合格だったけど、特別選抜の案で合否を判定すると合格だったという人がどれぐらいあるのか?が気になります。
各学校、シュミレーションしているのか?どうかわかりませんが、不合格だったけど特別選抜で合格できた人数が多ければ、良い制度なのだと思います。
逆に、合否が入れ替わる人がいなければ、これまで通りと変わらないため、新制度をいかしていないということになります。
熊本県の県議会議員さんが、議会で聞いてくれないかな?と思います。




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